こちらでは、マザーテレサによって残された言葉をとおして、その愛と祈りの生涯を見て行くこととします。
1
この世の最大の不幸は、貧しさや病ではありません。だれからも自分は必要とされていない、と感じることです。
マザー・テレサ語る より
マザーテレサは、貧しい人々、病んだ人々を生涯にわたって愛し、助け続けました。
彼女のつくった「神の愛の宣教者会」は、「孤児の家」「ハンセン病患者の家」「死を待つ人の家」「結核患者、精神病者の家」等を運営し、常に貧しい人々の中のいちばん貧しい人々、病んだ人々、社会の人々から必要とされていないと感じるような立場におかれた人々を、今現在も愛し、助け続けています。
2
マザーは信仰の人でした。カトリックの修道女として生きた人でした。
すべての人は良心をもっていて
みんなそれに
従わなくてはならないのです
その愛は、宗教や宗派にかかわらず、世界中のすべての人に対して、注がれていたのです。マザーに対して当初偏見を持って見ていた他宗教、他宗派の人々も、マザーのすべての人々に対する献身する姿に心を打たれる事になりました。やがてあらゆる宗教、宗派の人々がマザーを理解して行きました。
もしあなたが謙虚であるなら
何ごともあなたの心を汚さないでしょう
もしあなたが聖人であるなら
神に感謝しなさい
もしあなたが罪人であるなら
そのままでいてはいけません
マザーは、信仰による真実に生きることを自ら実践し、人々にもその生活の場での、真実の実践を勧めました。
もし、経験がないならば、尋ねなさい
尋ねることは恥ずかしいことではありません
けれど、知らないことを、
知っているようなふりをするのはやめなさい
マザー・テレサ 日々のことば より
3
マザーの活動はインドのカルカッタで始まりましたが、やがて世界の多くの国々へと広がることになったのです。
考える時間を持ちなさい
祈る時間を持ちなさい
笑う時間を持ちなさい
それは力の源
それは地球でもっとも偉大な力
それは魂の音楽
遊ぶ時間を持ちなさい
愛し、愛される時間を持ちなさい
与える時間を持ちなさい
それは永遠につづく若さの秘密
それは神が与えてくれた特権
自分勝手になるには、一日は短すぎる
読書する時間を持ちなさい
親しくなるための時間を持ちなさい
働く時間を持ちなさい
それは知識のわき出る泉
それは幸福へつづく道
それは成功の価値
施しをする時間を持ちなさい
それは天国へと導く鍵
[カルカッタの「孤児の家」の壁にある看板より]
子どもたちを見るとき、マザーの顔は優しさと慈しみにみちていました。
すべての子どもたちが、この世に望まれて生まれてくる、とマザーは言っています。それは一人の例外もなくすべての子どもたちを意味していました。
マザーは、子どもたちは祈ることを学ぶ必要があると語りました。
4
私たちは、祈ることで誘惑に打ち勝つ強さを得るでしょう。
なぜなら、少しでも神に近づいた人間は、まわりにいる人たちに楽しさと愛を広めるからです。
この言葉は、なによりもマザー自身の体験をとおしての、祈りの果実を示しています。
それはとてもシンプルなものなのです。
私たちすべてが必要としているのは、祈ること、そして、他の人をもっと愛し始めることなのです。
マザーは、祈る事と人を愛する事が、すべての人に必要なものと言っています。
そして、祈るときに必要なものとして、沈黙をあげています。
だれにでも、沈黙し、黙想する時間が必要です。私はいつも沈黙のなかで祈りをはじめます。
神は静寂の友です−私たちは神の声に耳をかたむける必要があります。
祈りは魂を満たしてくれます。そして、人間は、祈ることで神に近づくことができるのです。
祈ることで、あなたは清らかで純粋な心を与えられるのです。
マザー・テレサ語る より
5
マザーは、心の静けさ(真の内面的な静寂)を得るために、次のようなことを上げています。
他人の過ちや、罪深いすべてのものに目を閉じ、神の美徳をさがす(目の沈黙)
ゴシップや告げ口、無慈悲な言葉等の声に耳をふさぎ、神の声や貧しい人の叫びに耳を傾ける(耳の沈黙)
暗さや動揺、苦しみを引き起こすすべての言葉をつつしみ、私たちを啓発し、鼓舞し、平安や希望や喜びをもたらす神の真理の言葉、イエスの言葉を口にする(舌の沈黙)
うそや混乱、破壊的な考え、軽率な評価、他人への誤った疑い、復讐心、さまざまな欲望などに精神を閉ざし、祈りと黙想において神の真理と知識に精神を開く(精神の沈黙)
すべての自分本位の考え、憎しみ、うらみ、ねたみ、欲ばりを避け、私たちの心、魂、精神、力において神を愛し、神が愛するように人を愛する(心の沈黙)
マザー・テレサ 愛のこころ最後の祈りより
マザーは、心の静けさを保つことによって、神の声を聞く特権が与えられると言っています。
6
マザー(この呼び名は、修道女〈シスター〉の母、女性指導者の意ですが、彼女の場合には、その固有名詞として呼ばれています)は、世の人々に対して、彼女と同じことをしてほしいとは言いませんでした。ただ、それぞれの生活する所で、彼女と同じように祈る人、他の人を愛する人になってほしいと願っていたのです。
彼女は、祈ることはだれでも、いつでも、どこにいても出来ると言っています。
祈ることをたびたび勧めています。それを説く相手は、宗教、宗派を超えていました。マザー自身は、彼女の信仰する父(神)とイエス・キリストさらに聖母マリアに祈ることを実践した人でした。
すべての宗教は、永遠なるもの、つまりもうひとつの命を信じています。
この地上の人生は終わりではありません。終わりだと信じている人たちは、死を恐れます。
もしも、死は神の家に帰ることだと、正しく説明されれば、死を恐れることなどなくなるのです。
マザー・テレサ 日々のことば より
マザーは永遠なる命について語っています。死は終わりではない、正しい信仰を知って生きる人は死を恐れることはないと言っています。すべての人はやがてこの世の死を迎える事により、神(宗教、宗派を超えた父(創造主))の家(霊魂の世界)へ帰ると語っています。彼女の信仰は、祈ることによって成し遂げられました。
私の秘密をおしえましょうか。私は祈ります。キリストに祈るということは、キリストを愛することと同じなのです。
救われるためにどうしたらよいのでしょうと尋ねる人があったら、私の答えは「神様を愛することです。そして、何よりもまず祈ること」
キリストを知らない人が、真にキリストを知るようになることをマザーは願っていましたが、それに関連して、彼女はこの世のすべてのキリスト信者にとって大切な言葉を残しています。
キリスト信者と世間に認められていても実際には実行していない人は、キリストを知らない人がキリストに近づこうとする事をさまたげてしまうと言っています。
生涯を通して実践していたマザーの大切な言葉です。
ガンジーは、キリストのことを知った時、興味をいだきました。しかし、キリスト信者たちに会って、がっかりしたそうです。
キリストに近づこうとしている人たちにとって、キリスト信者たちが最悪の障害物になっていることがよくあります。言葉だけきれいなことを言って、自分は実行していないことがあるからです。人々がキリストを信じようとしない一番の原因はそこにあります。
マザー・テレサ愛と祈りのことば より
7
マザーは真の信仰(祈り)であれば、その人の祈りは、きっと受け入れられると話しました。
信仰が深まれば、いかなる宗教、階層、肌の色、国籍、貧富の差も存在しないとわかります。
マザー・テレサより
マザーの信仰は、あらゆる宗教、宗派はもちろんあらゆる人種、社会的身分の人々を含むものでした。
すべての人々が必要としているのは、他の人々をもっと愛し始めることと言っています。
神様だけが、私たちの真の必要をご存知です。
愛の欠如こそ、今日の世界における最悪の病です。
マザー・テレサ愛と祈りのことば より
どんな小さいことであっても、大いなる愛を込めておこなうことは、人に喜びを与えます。そして人の心に平和をもたらします。
何をするかが問題ではなく、どれほどの愛をそこへ注ぎ込むことができるか、、、 それが重要なのです。
@makarov0822 広瀬氏の件はどうでもいいですが、イソジン等に関しては色々と調べた上で有志で人体実験しましたよ。特に問題報告はありません。まあ甲状腺が腫れる人が出るかもしれませんがその時はご迷惑おかけします。